語られる千早の過去。辞めた理由は野球への強い信念。人一倍努力してきた自負があったからこそ、他人の努力を否定するのは許せない。それがちはやが野球を一度辞めた理由でした。
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試合の展開
知将モードは終わりを告げ、記憶を失った姿を取り戻した要。試合はそれでも続き、清峰は2失点して逆転を許します。
ベンチで下を向き、イライラを隠せない清峰。失点には見方のエラーも絡んでいましたが、イライラの原因はエラーではなく自分自身。打たれたことを許せないと口にします。
イライラの理由を知り、態度が悪いと文句を言う要。おバカモードになっても、言い方が違うだけで話す内容は知将モードと同じ。
ピリついた空気を和らげ、清峰は頭を下げてチームメイトに謝罪します。記憶があってもなくても、要は要だと感じました。
千早が野球を辞めた理由
千早が野球をやめた理由は、他人の努力を否定してしまったことにありました。
千早が持つコンプレックスはフィジカルのなさ。なんとか身長を伸ばそうと試行錯誤するもうまくいきません。
「身長が伸びた」という話題が苦手だったようで、千早は無意識のうちに「いいなあ」と返していました。自分が「いいなあ」と言ったと気がついた途端、千早は自分に絶望します。
「いいなあ」は相手の努力を否定する言葉。千早は自分自身を許せず、気がついたら野球から離れていました。
中学時代の千早のスタイル
フィジカルは劣っていたものの、足の速さはチーム1。それを活かして、相手を裏をつくプレーをしていました。
その実力は評価されていて、高校進学にあたってスカウトが来るほどでした。知将・要圭も千早がチームの頭になっていたと認めていました。
千早自身も、大きな身体の相手を悔しがらせるのが楽しいと語っています。野球の知識の豊富さも、足を生かすために身につけたもの。どれだけ本気で野球に取り組んできたのかが伝わってきました。
千早の選択
試合は続き千早に打席が周ります。状況は9回1点ビハインド。ツーアウト1塁。しかも次のバッターは期待できない要。
千早は長打を打って同点を狙おうとします。この考えに藤堂も気が付き、推す言葉もありました。
千早は決めに行こうとし、粘りに粘ってフルカウントに。そして最後は四球を選び、要につなぎます。
千早の元チームメイトは、千早の壁は他人を信頼していないことかもしれないと語りますが、今の千早は信頼できない壁を乗り越えることに成功します。
要に託すことを選んだ千早。試合の結果はまだ分かりませんが、この選択をした事自体が千早にとっての大きな一歩でした。
まとめ
千早はフィジカルに自信がなく、代わりに足の速さを活かそうと努力してきました。ですがある日、相手の努力を否定する言葉を言っていたと気が付き野球を辞めてしまいました。
要・清峰と出会って野球を再会した千早。今度の野球ではチームメイトとともに勝つことを選びます。
次回はいよいよ試合が決着。今の要ではとても打てるようには思えず、打ち取られていじられる未来が想像できます。
勝つとすれば、振り逃げで清峰まで周って清峰が決める展開か。どちらにしても楽しみです。
キャスト
清峰葉流火:増田俊樹
要 圭:宮野真守
藤堂 葵:阿座上洋平
千早瞬平:島﨑信長
山田太郎:梶 裕貴
土屋和季:山谷祥生
国都英一郎:大塚剛央
巻田広伸:石井マーク
桐島秋斗:河西健吾
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