魔術にしか興味のない主人公がやりたい放題やって周囲をドン引きさせていく作品です。周囲の兄や姉たちはロイドに驚きながらも、しっかり見守り、しっかり応援してくれるので気持ちよく見ることができます。
正直1話を見た時点では切ろうか悩んでいた作品です。ですが2話のラストから一気に面白くなり、12話まで完走しました。
序盤はよくある異世界転生設定で飽き飽きするかもしれませんが、面白さがどんどん加速してくの、最低でも3話までは見てほしい作品です。
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主人公が狂ってる（褒め言葉）
主人公の興味は魔術にしかありません。魔術のことを知れると思えば、どんなゲスな行動でも平気でします。
行動こそとち狂っているものの、しっかり結果を出しているので周囲の彼のことを認めています。
とは言え、初対面の相手はその行動に驚くどころかドン引きすることも。
周りの大人との関係性がいい
主人公ロイドの周りには、彼のことを理解してくれる大人がたくさんいます。
第七王子とかなり低い地位にありながら、実力を認めてくれる兄弟や親がいるのがとても交換を持ちます。
側近のメイドもロイド一筋。彼を守るためならどんな行動もするヤバいヤツ。
ロイドが周囲から大切にされているのが伝わってきます。
登場人物の特徴
シルファ
ロイドのことが大好きなメイド。好きすぎるがゆえに、ロイドを鍛えるためにボコボコにすることも。
タオ
冒険者に変身した主人公に恋の病に落とされた少女。主人公と再会すべく冒険を頑張り、やたら強くなります。
レン
ノロワレという魔術を制御できない体質から、自由に服を着られずに悩んでいた少女。主人公に助けられ、露出の高い服も自由に着られるようになって恋に落ちます。
アルベルト
ロイドの兄。主人公がわざと魔術を使えないふりをしていることに気がつくなど洞察力がすごい。
ロイドのことをあれこれ助けてくれます。
レン
暗殺者ギルドの末っ子。本心をぶちまける姿は年相応。ですがロイドと出会い、救われ感謝の気持ちを持って行動に筋が通るようになります。
各話感想
第1話「第七王子に転生しました」
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魔人と出会い従えます。主人公の凄さを伝える物語のプロローグ回になっています。
第2話「冒険者に遭遇しました」
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ロイドが正体をバレないように変身して冒険者になります。途中で出会った女冒険者タオの心を奪います。
第3話「気術とか付与魔術とか」
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ダンジョンの奥で予想外の強敵・リッチに出会い大ピンチに。戦いの中でロイドは、タオの使う気術を取得します。
後半は魔術らしさ満載。武器に能力を付与する魔術成功させるべく、あれこれ試していきます。
第4話「魔獣狩りに向かいます」
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付与魔術を成功させたロイドは、その効果を直に見るために兄と一緒に魔獣のいる湖に向かいます。
そこで出会ったのはやたら再生能力の高い魔獣の群れ。全滅のピンチに陥ります。
第5話「魔人が苛立っています」
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ロイドが魔人と戦います。その倒し方は戦いというよりも実験。
魔術の研究のためにフルボッコにされる魔人が可哀想になります。
第6話「姉と魔獣と魔剣と兄と」
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淫乱な姉に襲われたり、怖そうな兄に脅されるます。主人公が兄や姉との関係が良好なことが分かる話です。
立場で周囲に馬鹿にされることもなく、大人がしっかり主人公のことを認めてくれているのに好感を持てます。
第7話「暗殺者たちとバトルします」
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可愛い女の子に襲われ、返り討ちにして服を脱がさせる話です。露出の多い服を着た少女は思わず涙。主人公に感謝します。
魔術を知るためなら平気でヤバい連中のところに行き、自分が傷ついてもむしろ喜ぶ。主人公のあまりの狂った行動に、相手がドン引きします。
第8話「ジェイドに会いに行きます」
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狂った主人公の行動で助けられた暗殺者ギルド。そのリーダーから呼び出され、城に行く話です。
リーダーの話を聞く限り、いい人過ぎて怪しさ満点。フラグ乱立の中、冒険者ギルドのメンバーはフラグ通り絶望の中に突き落とされます。
第9話「ギザルムという災厄」
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前回に引き続き絶望の連続の回。ロイドがやってきてすぐ解決……と思いきやピンチに。暗殺者ギルドの命をかけた逃亡劇にも注目です。
第10話「シルファの剣」
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シルファが魔神と戦い、過去の配線を乗り越える話です。
戦闘シーンの力の入れ具合がすごく、爽快なアクションを楽しめます。
第11話「ジェイドの遺言」
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魔神キザルムとじっくり戦うロイド。その目的は相手の魔術を解読するため。
魔術の正体に気がついたロイドは黄猿無を圧倒します。魔術の細かな分析が多く、面白い話でした。
第12話「ロイドの答え」
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キレイに話がまとまった最終話で気持ちよく見終えることができました。
ジェイドのおかげでキザルムの攻略に成功したロイド。暗殺者ギルドはこれまでの殺人の罪を背負い、ロイドに仕えることを約束します。
兄アルベルトの優しい言葉も際立ちました。
まとめ
魔術の知識を求める主人公の狂った行動を楽しむ話です。どんな厳しい状況でも興味は魔術のことだけ。主人公のぶれない行動に思わず笑ってしまうことも。
主人公の周りの大人がしっかりしていて、本気で心配し、本気で力を貸してくれるのに好感がもてます。
気持ちよく最後まで見られるおすすめの作品です。
キャスト
ロイド:小市眞琴
グリモ:ファイルーズあい
シルファ:Lynn
タオ:関根明良
レン:高橋李依
アルベルト:堀江 瞬
ディアン:広瀬裕也
アリーゼ:熊田茜音
シロ:松井恵理子
