今回は、不眠症とは何か解説していきます。

実は不眠症には種類があるのをご存知ですか?

「寝付きが悪い」
「朝の目覚めが悪い」
「夜中に起きてしまう」

眠れない時によく聞くこの3つは、それぞれ異なる不眠の症状なんです。

目次

1.不眠症とは
2.不眠症の種類
3.不眠症の原因は
4.まとめ

不眠症とは?

不眠症とは「睡眠問題が1ヶ月以上続き、様々な障害が引き起こされている状態」のことを指します。

不眠症は国民病とも呼ばれ、
10代から50代、それ以上も年齢の人まで、幅広い世代の人が不眠症だと感じています。

日本人の平均睡眠時間は7時間と言われていますが、もちろん個人差があります。
短い時間で活動できる人もいれば、長く眠らないと活動しない人もいます。

この差を生み出しているのが、睡眠の質です。

不眠症とは、
睡眠の質が悪く、日常生活に支障をきたしている状態を言います。

不眠症の種類

「寝付きが悪い」
「朝の目覚めが悪い」
「夜中に起きてしまう」

この3つは異なる不眠症の症状だと、冒頭でお伝えしました。

代表的な不眠の症状は主に4つあります。

4つの症状

【入眠障害】
寝付きが悪くて30分以上眠れない状態を指します。

【中途覚醒】
途中で目が覚めてなかなか寝付けない状態を指します。

【早期覚醒】
朝早く目が覚めてしまう状態を指します。

【熟睡感欠如】
朝起きても眠った気がしない状態を指します。

この4つは同時に起こることもあります

不眠症の原因

不眠症の原因は大きく分けて5つあります。

【心理的原因】
一言で言えばストレスです。
例)
「学校のテストで悪い点をとってしまい怒られた」
「上司に理不尽なことを言われた」
「大事なペットが他界した」

【身体的原因】
病気や症状によるものです。
例)
「怪我が傷んで眠れない」
「体の一部が腫れていてかゆい」
「咳が止まらなくて眠るどころじゃない」

【精神医学的原因】
一言で言えばです。
不眠症の3分の1から半数がこれに該当すると言われています。

例)
「友人と喧嘩してしまって学校に行きたくない」
「ゲームが楽しくなくなった」

【薬理学的原因】
アルコール、カフェイン、ニコチンなどの摂取が原因です。
例)
「酒を飲みすぎて眠れない」
「タバコを吸ったら目が覚めた」
「病院で処方してもらった薬を飲んでから眠れなくなった」

【生理学的要因】
生活のリズムの乱れによるものです。
例)
「海外出張で時差ボケがひどい」
「シフト制の仕事で、深夜勤務の翌日が日勤だった」
「受験勉強をしていたら徹夜してしまった」

まとめ

不眠症は睡眠の質の悪化によって生じます。

不眠症には4種類、入眠障害・途中覚醒・早期覚醒・熟眠感欠如があります。

不眠症の主な原因は5つあり、
心理的原因・身体的原因・精神医学的原因・薬理学的原因が挙げられます。